人気ブログランキング | 話題のタグを見る

8月の映画覚書

8月の映画覚書
8月の映画覚書_c0313998_01493828.jpeg

「灼熱の魂」2010


監督 脚本ドゥニ・ビルヌーブ

出演 ルブナ・アザバル、メリッサ・デゾルモー、マキシム・ゴーデッド


カナダで暮らしている双子の兄妹、母の遺言により初めて知らされた父と兄を探す旅を続けていくと少しずつ中東で生まれ育った母の過去が明らかになる。


長く続く中東の戦争、この映画はどちらか片方に寄せず、宗教色も色濃く表されているわけではないが、其処此処にイスラム教徒と非イスラムの衝突が描かれている。

前半部分は不穏な状況に翻弄されながらも生き延びるため、また生き別れた長男を探し求める母親の生き様を描き、終盤ではその双子の兄妹が真実にたどり着くまでを描いている。

ゴロゴロしながら観ていましたが真実に近づくにつれ姿勢を正しラストでは正座をして観てしまいました。 「メッセージ」もそうでしたが、この監督奥底深くに宗教的意味合いが強くあるような気がしてなりません。

信心深くない私には理解の及ばないところですけれども。

DVD鑑賞


「ミッション:インポッシブル  フォールアウト」2018


監督 製作 脚本 クリストファー・マッカリー

出演 トム・クルーズ、ヘンリー・カビル、ビング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ミシェル・モナハン、アレック・ボールドウィン、アンジェラ・バセット、バネッサ・カービー


以下ネタバレはありません。

シリーズ6作目、IMF CIA MI6 入り乱れてのスパイ大作戦です、TVドラマシリーズからのあの曲が流れるとドキドキワクワク。

もうこのシリーズ完結編かと思うような超大作でトム・クルーズ様の超人ぶりに観ているこちらも体力が必要なほどでした。

数々の絶体絶命シーンの連続ですが、その中でも予告編にチラリと出てくるトイレでの格闘シーンは素晴らしいと感じました。

トム様56歳の全力疾走を見ていたらトレーニングしなくちゃ!という気分になり、帰宅後ちょうど良いタイミングで届いていた11月のマラソン大会の申し込みをしてしまいました



「スターリンの葬送狂騒曲」2017


監督 脚本 アーマンド・イアヌッチ

出演 スティーブ・ブシェーミ、サイモン・ラッセル・ビール、ジェフリー・タンバー、マイケル・ペイリン


1953年旧ソ連、最晩年のスターリンの独裁者ぶりと、その死後、政治高官たちの後継者争いを描いている。

レーニン、スターリン、マレンコフ、フルシチョフ、ブレジネフと続く最高指揮官は歴史的事実。

スターリンが倒れまだ細々と命の炎が灯っている間にNKVD長官(秘密警察)ベリヤとマレンコフ(共産党書記局筆頭)は同盟を組み、後に最高指揮官となるフルシチョフと丁々発止のやり取りをし時にコミカルに残酷に冷ややかに最高指揮官の座を奪い合う。

失脚してしまったけれど、ベリヤは自由化をすすめていたのはどういう思惑があったのだろう?それ以前のベリヤはNKVDの名の下に大粛清を行っていた人なのに

日本の歴史も危ういのに旧ソ連の政治的駆け引きや組織の仕組みを理解するのは難しい!でも、観てよかった。


「カメラを止めるな!」2018


監督 脚本 製作 上田慎一郎

出演 濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、長屋和彰、細井学、市原洋、秋山ゆずき

全国大感染舞台挨拶上映会

田舎のシネコンにどうしてきてくれるの???と不思議な気持ちでいたら、真魚さんの出身地でした。

地元のスター誕生に嬉しさひとしお鑑賞。


映画専門学校のワークショップの第7弾として製作された作品とのことで、劇中劇「37分ワンシーンワンカットのゾンビサバイバル映画」を撮影した人々を描いています。


観客席から笑い声が聞こえることなど稀な我がホーム劇場ですが、あちらこちらからクスクスアハハと声が聞こえ、終演後には拍手もおきるという驚きの現象。

うちの娘1が学生演劇を8年間続けていまして、作品を作り上げていく事などなど、、なんだかいろいろ思うところもありラスト近くホロリとしてしまったりとしっかり楽しませていただきました。


写真撮影OKSNSなどでお披露目OKの舞台挨拶でした。


by okazu1234 | 2018-08-31 20:00 | 映画 | Comments(0)
<< 9月の映画覚書 7月の映画覚書 >>